ものもらいには眼帯は必要?など、ものもらいについての注意点まとめ

最終更新日:2018/01/06

そもそも、「ものもらい」とは何か?

ものもらいとは、まぶたにある脂や汗の分泌線に雑菌が感染、または脂肪が詰まることで発生する急性の化膿性炎症のことを言います。

地域によってその名称は異なり、「めいぼ」や「めばちこ」と呼ばれることもあります。

このページでは、まずものもらいの特徴について説明した後に、ものもらいに眼帯は必要か?など、ものもらいに関する疑問についても解説していきます。

ものもらいには2つの種類がある

ものもらいには2種類のタイプに分かれています。それぞれ「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」と呼ばれています。

麦粒腫の特徴

まぶたの一部が赤く腫れ、まばたきしたり指で押したりすると痛みが生じます。これは、まぶたの分泌線や毛穴に黄色ブドウ球菌といった雑菌が侵入し、感染が起きている状態です。

進行すると、まぶた全体が腫れ、目やにが出てきます。他にも目がかゆい、ゴロゴロする、といった症状がみられます。

数日経つと、皮下にうみがあらわれ、皮膚が破れてうみが出ることが多いです。そのまま自然放置で治ることもありますが、時には重症化してしまうこともあります。

霰粒腫の特徴

まつげの生え際には「マイボーム腺」と呼ばれる器官があります。
マイボーム腺には、脂を分泌する機能が備わっていますが、霰粒腫はこの部分に脂肪が詰まり炎症を起きることで、目の腫れを引き起こします。

霰粒腫は、麦粒腫とは異なり、痛みや赤みは特に現れませんが、腫れたり目の異物感を感じることがあります。

ものもらいは他人には感染しない

ものもらいが発生する原因のほとんどが、黄色ブドウ球菌と呼ばれる雑菌によるものです。この黄色ブドウ球菌は、健康な人にも生息しています。感染力が弱いため、感染する危険は大きくないとされていますが、病気や目にケガなど体の抵抗力が落ちた状態で目をこすったり、傷つけてしまうとものもらいになることがあります

これは言い換えると、ものもらいになったからといって皮膚感染や空気感染は起こらないということを意味します。

ものもらいではなく「逆行性結膜炎」であった場合は、他人に感染する可能性が出てきますが、通常のものもらいの場合は、他人にうつることはないのです。

ものもらいには眼帯は必要?

ものもらいにかかった時に、対処法としてよく知られているのが「眼帯を使用する方法」です。

しかし、実はこの方法はおすすめできません

ものもらいに眼帯がおすすめできない理由

人間の皮膚は常に汗をかいているのですが、それと同時に脂も排出しています。眼帯をつけることで、眼帯をつけていない状態と比べて湿気が多くなります。そして湿気が多くなると、その分雑菌が増えやすい環境となってしまい、目の衛生上良くない状態になってしまうのです

結果として、ものもらいの治りが遅くなってしまったり、他の雑菌によって別の目の病気を引き起こしてしまう原因となる可能性もあります

ものもらいの悪化を防ぐために、眼帯をつけるのは誤った行為なのです。

子供が眼帯をする時に知っておきたいこと

ものもらいになった際に、眼帯をつけないようにすることはお子さんにも当てはまります

「子供は何かといろんなものに触りがちで、汚い手でそのまま目を触ってしまう可能性があるため、眼帯をつけたほうがいいのではないか?」という疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。

大人と同様に、ものもらいの治りが遅くなることも、眼帯を避けて欲しい一つの理由ですが、実は子供の場合はもう一つ理由があります。

それは、子供の視機能の発達の妨げになってしまうことです。

子供の視力の成長は10歳ぐらいまで続きます。10歳以下の子供に眼帯を使用することで、視力の発達を妨げてしまうことがあるのです。ひどい場合、眼鏡やコンタクトレンズの矯正をしても視力が上がらない「弱視」を引き起こす原因となってしまう可能性もあります。

ものもらいになった場合は、大人だけでなく子供も眼帯を使用しないようにしてください

眼帯が必要な場合とは?

ものもらいになった時に眼帯が必要となるのは、重い目の病気や、手術後に目を保護する場合です。(つまり、基本的に自己判断での眼帯の着用は推奨できないということです)

ものもらいは目が腫れてしまうため、その容姿を気にされる人は多くいらっしゃると思います。腫れてしまった目を隠す、という目的で眼帯をつける人もいますが、今まで述べてきたようにものものらいの治りを遅らせてしまうため、避けてほしいところです。

どうしても眼帯を使用したい場合は、眼科医に一度相談してみることをおすすめします

その他ものもらいになった時の注意点

他にも、ものもらいになった時に注意して欲しいポイントがいくつかあります。ものもらいの症状を悪化させないために気をつけてみてください。

コンタクトレンズの使用は控えよう

目の衛生の点から考えると、コンタクトレンズ自体あまりおすすめできません。ものもらいになった場合は、コンタクトの使用を避けるようにしましょう

水分量の多いコンタクトレンズの場合、さらに雑菌を増殖させてしまう可能性があります。ものもらいの完治を遅らせてしまうだけでなく、悪化させてしまう原因になりかねません。

プールも入らないようにしよう

お子さんがものもらいになった場合は、プールは休ませたほうがいいでしょう。

ものもらいはまぶたが炎症を引き越している状態であるため、激しい運動は炎症を悪化させてしまう原因となるからです。また、プール後にタオルで目をこするといった行為によって、炎症を悪化させてしまうこともあります。

ちなみに「他人にうつしてしまうから」という理由で休む人もいるようですが、先ほども説明したように、ものもらいは他人にはうつりません。

清潔な状態を心がけよう

冒頭でも説明したように、ものもらいはまぶたが化膿することで起きます。

ものもらいになった時は、目に極力触れないように心がけましょう。特に女性の場合、メイクによって炎症を悪化させてしまうこともあるので、アイラインを控えるようにしたり、クレンジングをしっかりしてメイクを落とすようにしましょう。

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